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周年イベントのアイデアと、進行への影響|式典と懇親を1本につなぐ

周年の事務局を任されると、まず「何をやるか」から考えると思います。企画は出てきます。困るのはそのあとです。
社長の話が10分押して、そのあとの表彰と乾杯が全部ずれる。 ここです。
企画ごとに、進行に与える影響が違います。10分で終わるものと、30分持っていかれるもの。準備が要るものと、当日だけで済むもの。まずそれを並べます。
周年でよく入る企画と、進行に何が起きるか
| 企画 | 当日の所要 | 進行への影響 |
|---|---|---|
| 社史ムービー | 5〜8分 | 暗転と音源の切り替えが入る。PCの音をどこから出すかを先に決める |
| 社長・役員の話 | 10〜20分 | いちばん伸びる。 後ろの枠を削る前提で組む |
| 表彰 | 1人30秒×人数 | 20人なら10分。呼び出しと登壇の動線で倍かかることがある |
| 記念品の配布 | 10〜15分 | 着席なら配る、立食なら受け取りに行く。動線が変わる |
| フォトスポット | 常設 | 進行を止めない。歓談中に人が流れる |
| 社員からのメッセージ映像 | 3〜5分 | 社史ムービーと続けない。同じ形が2本続くと飽きます |
| 全員参加の演出 | 15〜25分 | 立ち上がる時間が要る。乾杯の後、締めの前に置く |
| 拠点への配信 | 会の全長 | カメラと音声の担当が別に要る |
このうち当社が引き受けるのは、音と進行に関わる部分です。映像の制作や記念品の手配そのものは別の会社になりますが、それらが当日どう入るかの設計と、音の切り替えは引き受けます。
式典と懇親が、同じ会に入っている
周年が忘年会や社内の懇親会と違うのは、性質の違う2つを1本でつなぐところです。
前半は式典です。社長の話、社史の映像、表彰。聞かせる時間で、静かさが要ります。後半は懇親です。乾杯して、話して、できれば部署を越えて混ざってほしい。
必要な音がまるで逆になります。前半で鳴らしすぎると話が通りません。後半で静かなままだと、知らない人同士は話しかけるきっかけを失います。切り替えが下手だと、前半は聞こえず、後半は静かな会になります。
時間ごとに、音の役割を割り当てる
150名前後のホテル宴会場を想定した組み方です。時間は目安で、実際はご担当者の進行表に合わせます。
| 時間 | 何が起きる | 音の役割 |
|---|---|---|
| 開場〜 | 受付、着席 | 会話が始まる音量。曲は前に出さない |
| 開会 | 司会の挨拶 | 入りだけ短く鳴らして、すぐ落とす |
| 社長の話 | 登壇、社史の映像 | 話し始めたら消す。映像の音はノートPCから会場のスピーカーへ |
| 表彰 | 読み上げ、登壇 | 読み上げ中は下げる。名前が呼ばれた瞬間だけ短く鳴らす |
| 乾杯 | 発声 | ここで一段上げる。会が変わったと分かる音にする |
| 歓談 | 食事、名刺交換 | 会話が続く音量で保つ。当日いちばん長い時間帯 |
| 全員参加 | 下記 | 立ち上がるきっかけをつくる |
| 締め | 挨拶、送り出し | 余韻を残して落とす |
音は、鳴らす時間より落とす時間のほうが多くなります。周年で音量が問題になるのは、たいてい前半です。盛り上げようとして早い時間から上げると、社長の話と表彰が通らなくなります。
進行表はこちらで作ってお渡しします。会場との打ち合わせにそのまま使えます。
マイクは同時に5本まで出せます。 ワイヤレス2本、ピンマイク2本、有線1本。司会・登壇者・表彰の呼び出しで同時に使う会でも足ります。プロジェクターとスクリーンも手配できるので、社史ムービーの投影から音出しまで1社で収まります。司会を立てる場合も、進行台本に沿って回せる方を手配します。
全員が参加する時間をつくる
歓談だけで終わると、話す相手が最初と最後で変わりません。役職や部署を越えて混ざる時間を、進行の中に1枠だけ作っておくと違います。
DJカラオケ。 部署対抗にすると、歌わない人にも応援という役割ができます。
全員参加ダンス。 振付は8カウント2種類で足ります。
DJ体験。 プロが横に付いて、社員が機材に触ります。曲紹介やリクエストを受け持つ係も置けるので、機材に触らない人にも出番ができます。
役員の方が多い会では、立つ形から入らない組み方もできます。曲紹介やリクエストのように、座ったまま参加できる役割から始める形です。
取引先を招くときに変わること
社内だけの会と、社外を招く会では、決め方が変わります。
音量の上限が下がります。名刺交換が始まるので、会話が続く音量を最後まで保つことになります。選曲も変わります。社歌や部署の持ち歌のように社内でしか通じないものは、外の方には背景が伝わりません。
司会の進行にも、紹介や挨拶の枠が増えます。進行が長くなるぶん、押す前提で組んでおくのが安全です。
会場を押さえる前に確認すること
会場が決まってから「できません」が出ると、組み直しになります。押さえる前に次を確認しておくと、そこで止まりません。
- 音量の制限があるか。ホテルは隣の宴会場との関係で上限を持っています
- スピーカーやDJ機材を持ち込んでよいか
- 電源の容量と位置はどうか。屋外や屋上は特に。延長で届く距離か
- 搬入経路はどうか。駐車場、エレベーター、搬入口の使える時間
- 天井の高さと部屋の形はどうか。同じ150名でも、必要な機材が変わります
- スクリーンとプロジェクターの音をどこから出すか
会場のご担当者とのやりとりは、音まわりについてはこちらで引き受けます。事務局の方が間に立つ形にはなりません。
当日の備えも、契約の段階で決めます。DJが出られなくなった場合は、当社の責任で代わりを立てます。予備に何を持つかは、規模と内容に応じて見積の段階で決めて書面にします。
どこまでを外に頼むか
周年は毎年ある会ではありません。やり直しが効かないぶん、金額より先にどこまでを外に頼むかを決めてしまうほうが、話が早く進みます。
| 頼む範囲 | 金額(税込) |
|---|---|
| 会場に音響設備があり、DJと選曲だけ | 49,500円〜 |
| 設備の無い会場に機材一式+設営・撤収+DJ派遣(最大3時間) | 110,000円〜 |
| 上に加えて、企画と演出の設計、演者やフードの手配、当日の進行まで | 330,000円〜 |
| 上に加えて、複数DJ・MC、DJカラオケや全員参加ダンス、VJ・照明まで | 550,000円〜 |
150名で式典と懇親があり、全員参加の演出まで入れる会は、いちばん下の構成に当たります。DJと選曲だけの構成は、会場に音響が入っている小規模な会向けです。
交通費、都内以外への出張費、深夜・早朝の割増は別にいただきます。会場の使用料と飲食費は、会場へ直接お支払いください。いずれも作業に入る前に金額を確定してお伝えするので、あとから増えることはありません。見積書は項目ごとの内訳で出すので、稟議にそのまま添付できます。
声をかける時期は、3か月前を目安に。 会場と日程が決まった時点でご連絡いただければ、進行の案からご一緒できます。演者の手配が入る構成では、もう少し早いほうが選択肢が残ります。
よくある質問
Q. 日程だけ決まっていて、中身はこれからでも相談できますか。 できます。目的と参加者の年代をうかがって、進行から一緒に組みます。
Q. 社史の映像を流したいのですが、音は出せますか。 出せます。ノートPCから会場のスピーカーへつなぐところまで引き受けます。会場の設備を使う形も、こちらが持ち込む形も選べます。
Q. 当日、進行が押したらどうなりますか。 DJは当社の所属なので、その場で曲を差し替えて間をつなぎます。当日の判断をこちらで完結できます。
Q. 記録映像を社内に配ってもいいですか。 市販の曲は、記録映像に入れられないことがあります。配布を前提にするなら、曲の選び方から相談してください。
まとめ
企画を並べたら、次はそれぞれが進行のどこに何分入るかを決める。周年の当日は、そこで決まります。表彰中は下げる、乾杯で上げる、歓談は会話が続く音量で保つ。この3つが決まっていれば、押しても組み直しが効きます。
日程と会場、参加人数だけ分かれば、進行の案をお出しできます。企業イベントのページに料金と進め方をまとめてあります。お問い合わせからご相談ください。